2019.05.21
季節は本格的な夏に向けて徐々に進んでいます。
同時に害虫の活動も活発になっていきます。
住宅内で繁殖する悩ましい害虫の代表例がダニ。
毎年春から夏にかけて、気温の上昇とともにその数は増加していきます。
ダニの繁殖を抑えるポイントは
①加熱する、②乾燥させる、③除去する。この3つが基本です。
ダニは暖かい季節に繁殖するとはいっても、60℃以上の環境では生きていけません。
加熱することでダニの繁殖を抑えることができます。その有効な方法が天日干しです。
布団や枕、マットなどは適宜干すようにしましょう。
布団乾燥機や衣類乾燥機も高温の環境をつくりだすので非常に効果的です。
ダニは湿度60~80%の環境を好みます。
室内の湿度を55%以下にすることが、ダニ対策において重要です。
換気扇や扇風機を使って空気を入れ替え、部屋に湿気を溜めないようにしましょう。
ただし、雨の日は外の湿度が高いので注意が必要です。
雨の日はエアコンの除湿機能を活用して、強制的に湿度を下げるのがよいでしょう。
ダニそのものを除去することが、繁殖を抑える上で有効なのはいうまでもありません。
掃除機を使って、畳やソファなど、ダニの繁殖しやすい場所を念入りに掃除します。
ダニの餌となる食べこぼしやフケや垢もしっかり除去しましょう。
上記の対策以前に、室内をダニが発生しにくい環境にすることも重要です。
たとえば、畳の上にカーペットを敷くのはダニの住みやすい場所をつくることになるので
避けた方が良いでしょう。
観葉植物や部屋干しの洗濯物は湿度を高くする原因になるので要注意です。